オペナースの看護技術「 洗浄・消毒・滅菌」

こんにちは!

5年目オペナースおかりーな(Okari2Rio)です

手術室に配属されたら

まず数日は怒涛のオリエンテーション

師長さんからの

プリセプターからの

各委員からの

たくさんのオリエンテーション

内容の多さに圧倒されます

おかりーな
おかりーな

慣れない環境で、たくさんのオリエンテーション

本当に疲れるし、大変ですよね

今日はその中から

オペナースの基礎看護技術でとても大切な

  • 洗浄
  • 消毒
  • 滅菌

について説明します

新人オペナースは器械だしから業務を始めることが多いです

そこでも「洗浄・消毒・滅菌」の知識は必要不可欠

これらをしっかり理解することで

ひとつひとつの業務が正しく行えます

おかりーな
おかりーな

考え方がわかれば、先輩の説明もしっかり理解できるよ!

目次

1.洗浄・消毒・滅菌の目的は?

2.スポルディング分類で決まる器械の処理方法

3.洗浄とは?

4.消毒とは?

5.滅菌とは?

6.滅菌の種類と適応

7.インジケーターって何?

8.滅菌物の安全保障の考え方

9.まとめ

1.洗浄・消毒・滅菌の目的は?

「洗浄・消毒・滅菌」の目的

感染の原因になる微生物を、感染が発生しない量まで取り除くことです

人間の体は、正常な状態だと皮膚や粘膜で感染から守られています

手術は体の中の、バリア機能がない無菌な場所を、器械で操作するので

非常に感染がおこりやすい状態です

そのような状態で使用される器械や医材は

適切に「洗浄・消毒・滅菌」されたものを使用します

手術に使用するものは、単回使用といって、1度使ったら破棄するものもありますが

多くの器械は、また滅菌し再び使用しています

患者さんを感染から守り、適切な方法で、再使用するために

必要な洗浄・消毒・滅菌について説明します

おかりーな
おかりーな

患者さんを守るための知識!しっかり身につけましょう!

2.スポルディング分類で決まる器械の処理方法

患者さんに使用する医療機器は

使用用途によってスポルディング分類で分けられます

おかりーな
おかりーな

まずは分類表で見てみましょう

術野で使用するのはクリティカル器具です

<スポルディング分類表>

クリティカル器具:人体の無菌の組織や血管系に使用する器具

セミクリティカル器具:粘膜面または献上ではない皮膚に接触するするが、体内の無菌部分には侵入しない器具

ノンクリティカル器具:健常な皮膚にのみ接触する器具

に分類され、それぞれ洗浄・消毒・滅菌の処理方法も決まっています

おかりーな
おかりーな

使用する場所によって、処理方法もそれぞれ違うということを

覚えていきましょう!

3.洗浄とは?
洗浄の目的は
「有機物を落とすこと」です
洗浄が不足して、有機物が残っていると、正しく滅菌されません
手術に使用した器械はもちろんのこと
器械台に準備された器械は
すべて洗浄+滅菌が必要です
準備しても使わないものもありますが
飛んだ血液などが付着している可能性があります
血液や体液をしっかり落とすために
専用の薬液(希釈した酵素洗浄剤)に
決められた時間(10分以上)つけおき(浸漬)してから
手洗いか、洗浄機で洗います
おかりーな
おかりーな
器械の中には水につけられないものもあります
高価な器械が壊れてしまうので
洗浄できないものを覚えておく必要があります
4.消毒とは?
消毒とは
生存する微生物の数を減らすために用いられる処置法で
必ずしも微生物をすべて殺滅したり除去するものではありません
消毒は環境消毒・器材消毒・生体消毒(手指・術野・創部)に分かれます
ここでは器材の消毒を説明します
使用後の医療器具は、その使用する用途によって
消毒するのか
滅菌するのか
どの薬剤を使用するのか
スポルディング分類で決まっています
セミクリティカル・ノンクリティカルに分類される器具は
洗浄+消毒で再使用が可能な状態にします
おかりーな
おかりーな

消毒レベルの清潔か滅菌レベルの清潔か

しっかり理解して、患者さんを感染から守ろう!

5.滅菌とは?

滅菌とは

すべての微生物を殺滅または除去し、微生物を限りなくゼロにすることです

1個の微生物が生き残る確率が100万分の1以下の世界が「滅菌」です

滅菌処理することで、人体の無菌の組織や血管に使用できる状態になります

器械だしは、手術に使用する前、滅菌済みの器械であったも

汚れが付着していないか、確実に滅菌処理されたものか確認する必要があります

おかりーな
おかりーな

汚れが付着したまま滅菌しても、滅菌されません

点検すると、汚れの付着を見つけることがまれにあります

しっかり確認して患者さんを守りましょう!

6.滅菌の種類と適応

滅菌方法でよく使われるのは以下の3つです

  • 高圧蒸気滅菌(AC、オートクレーブ)
  • 酸化エチレンガス滅菌(EOG)
  • 過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌(プラズマ)

高圧蒸気滅菌(AC、オートクレーブ)

一定の圧力の飽和水蒸気(100℃以上)で加熱し

微生物のタンパク質を偏性させて殺滅する方法です

鋼製小物・敷布などの繊維・ガラス・耐熱性のプラスチック

の滅菌に適応します

酸化エチレンガス滅菌(EOG

酸化エチレンガスによって、微生物を構成するタンパク質のアルキル化をおこし

死滅させる方法です

残留毒性があるので、滅菌に半日以上時間がかかります

鋼製小物・光学器械・電子器械・ゴム製品

の滅菌に適応します

過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌(プラズマ)

高度の真空状態にした容器内に過酸化水素を噴霧し、これにマイクロ波を照射することで

「過酸化水素ガスプラズマ」を発生させます。

このプラズマ現象の活性分子の作用で微生物を殺滅します

残留毒性はありませんが、コストが高いです

鋼製小物・光学器械・電子器械・ゴム製品

の滅菌に適応します

おかりーな
おかりーな

かかる時間やコスト、滅菌するものに合わせて

どの滅菌方法にするか考えて行っています

(普段は物によって、どのように処理するかルールがありますが)

おかりーなが好きなのはプラズマ滅菌

量が少ない時は、早くて、予熱もなくて、手軽です

コストは高いのですが・・・

7.インジケーターって何?

インジケーターは滅菌が行われたか確認するものです

  • 物理的インジケーター
  • 生物学的インジケーター
  • 化学的インジケーター

があります

物理的インジケーター

滅菌装置に設置され、温度・圧力・時間を監視し、リアルタイムで表示されます

生物学的インジケーター

滅菌物を培養し、微生物が死滅したことを確認するものです

滅菌物の中を培養するには、包装を開けて中のものを培養することと、

培養に時間がかかるため、常に使用できるものではありません

化学的インジケーター

滅菌物の包装内部にインジケーターを同包し

さらに外装や包装のテープ自体がインジケーターになっており

色の変化で滅菌されていることを確認するものです

滅菌前後の色の変化で、滅菌済みかを常に確認できるので

器械を準備するときに必ず確認します

化学的インジケーターの一例

このように色が変化します

インジケーターは病院によって使われているものが違うので

滅菌前後で何色に変わるか覚えておく必要があります

おかりーな
おかりーな

高圧蒸気とエチレンオキサイドガス、プラズマ滅菌では

使うインジケーターが違うので

それぞれの色の変化を覚えるよ!

8.滅菌物の安全保障の考え方

滅菌物の安全保障とは

滅菌してから使用するまでの間

「滅菌状態が続いていますよ」

ということをどのように考えるかの基準です

考え方は2つあり

滅菌状態に期限がある「時間依存型無菌性維持」

濡れたり、包装が破れたりしないかぎり

滅菌状態であるという「事象依存型無菌性維持」

に分かれます

この考え方に基づくルールは病院ごとに違うので、自分の病院のルールをしっかり覚えておきます

うちの病院は「事象依存型無菌性維持」のルールが採用されています

滅菌物はほこりがかぶらないよう、かごに入れ、棚に収納

微生物が繁殖しないように、24時間空調で温度、湿度を管理

結露を防ぐために

棚の位置は、天井から45cm以上、床から20cm以上、壁から5cm以上離れています

しっかり管理された滅菌物ですが、

使用する前に、外装にやぶれはないか、濡れはないか

インジケーターと合わせて確認します

「時間依存型無菌性維持」では

滅菌の保証は時間がたてば損なわれるという考え方です

包装材料や形態に応じて

滅菌期限を設定し管理する方法です

滅菌の有効期限が外装に書かれているので

使用する前に有効期限を、インジケーターとともに確認します

もちろん、外装の破れや濡れがないかも確認します

おかりーな
おかりーな

たくさん知識は必要だけど

まずは自分の病院がどのようなルールで滅菌物を管理しているのか

そこをしっかり押さえましょう!

期限があるか、ないか

インジケーターの色変化の確認と合わせて

外装に破れや濡れがないか確認してから使用しましょう!

9.まとめ

まずは洗浄、消毒、滅菌の定義

普段使うものがどのように洗浄、消毒、滅菌されるのか

どのように滅菌を確認するかをしっかり覚えてほしいです

どれも患者さんを感染から守るためにとても大切です

オリエンテーションをうけたら、しっかり自分の知識として理解することが

簡単じゃないけどとても大切

おかりーなも、改めて記事にする過程でとても勉強になりました

ひきつづき、オリエンテーションで説明される内容で記事を書いていきたいと思います

質問は(Okari2Rio)まで、気軽に声かけてください!

ではまた

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