看護師の人手不足は国レベルの問題って本当?これから改善されるみこみはあるの?

こんにちは!おかりーな(@okari3rio)です

 

今日は看護師の絶対的な悩み、看護師の人数が少なくて一人の負担が多すぎる件について、実情を紹介します

 

私が働く病院も看護師の人手不足は切実な問題です。たくさん新人が入ってきても、数年以内に約半数がやめていくので結局負担は変わらず。むしろ新人指導に人員がとられる分を考えれば増員されても負担増でつらい状況が続いています

 

そもそもこの人手不足は解決する問題なのか?

 

私たちはこれからも消耗して働き続け、転職をくり返さないといけいなのか?

 

今日は世の中の現状もあわせてわかったこと、考えたことを紹介します

 

目次

これから看護師は増えていく?

私たちが現場で感じている看護師不足。これから看護師は増えて、私たちの労働環境は良くなるのか?
こんなデータを見つけました

 

平成27年厚生労働省の第2回看護職員需給見通しに関する検討会より

2011年働いている看護師の数 150万人

2025年に看護の現場で必要とされる見込みの看護師の数 200万人

約15年間でプラス50万人必要で、年間3万人の新卒看護師が増えているけど、2025年には結局最低5万人足りないだって(最大13万人不足とも書いてあった)

 

さらにこんな報告も見つけたよ

 

平成26年厚生労働省の第1回看護職員需給見通しに関する検討会より

日本の潜在看護師(看護師資格はもってるけど働いていない)数71万人 そのうち年間の復職者数は14万人、ちなみに看護師をやめる人は年間16万人

 

これをみただけでも、復職する人よりやめていく人の方が多いから潜在看護師の数はどんどん増えていく

 

ということで、単純に看護師の新卒が増えても、経験のある看護師はやめていくという負のスパイラルは続いていくということが統計でわかってしまいました

 

看護師の人手不足はどこでも深刻な問題になっていくということだよね…

 

だから国はまだ働ける潜在看護師を現場にどんどん戻していきたい様子。でも一気に増えるとは考えにくいよね

 

なぜ看護師をやめるのか

 

潜在看護師が増えるのは、それだけ看護師をやめる人が増えているということ

実際現場で働いているとやめた分の補充で入ってくるので、新人の数がやめた人の数。私の職場でいうと20%がオペ室経験年数2年以下

うちは育休明けで病棟から配属になった異動の看護師と3~4年目看護師が毎年退職している現状。だから若い中堅も育たないし看護部が人員増のためにあててくれた貴重な育休明けの看護師も定着しない現状です

さらに病院全体でもこれから中堅として育ってほしい3~4年目看護師が多く退職していきます

 

理由は結婚、出産、引っ越しなどの家庭の事情。みんなにはそう言ってますけど本当は「こんな職場で働き続けたくない」から結婚や出産なんかのイベントの機会に退職します。といった流れが多いです

だって子ども生まれたら病棟で働き続けるなんて無理って私も思う
3交代の夜勤を月12回。早出、遅出、長時間残業があってフルタイムで働き続けること自体が無理

じゃあ時短勤務で働くってなるけど、時短勤務者が帰ったあとの仕事はフルタイムにのしかかっくる。結局大変な状況を経験している若いフルタイムの子たちが結婚、出産を機に自分には無理ってなるのはよくわかる。完全なる負のスパイラル

そこに看護師職場特有の厳しい指導やら、人間関係の悩みやらがついてきたらそりゃあ退職するよ。こんな職場じゃなくて違うところで働きたいって思うもん

これでは看護師の退職は止められないし、人手不足はこれから先も解消しないよね

 

だから潜在看護師を現場に戻そう!

 

やめていく人は増えてく一方。どうにかしないといけないと国がとった政策が潜在看護師を現場に戻すこと

たしかに子育てが終わって、夜勤もできる体力も時間もある人なら病棟に戻ってくるかもしれないでもそんな人がいるだろうか…何年も現場を離れて、子育ても終わって

 

「さあ夜勤のある生活をもう一度!あの長時間残業をもう一度!」って思うだろうか

「さあ第二の人生、オペ室で働こう!」これはもっとなさそう

いいとこクリニックで働こう、くらいで終わる気がするんですけど…

 

まあ理想と現実のギャップを書きましたが、そんなこんなで潜在看護師を現場に戻すために国が行った政策

退職するとき看護協会に登録してね!(努力義務で離職者把握)→(求職してない人にも)働かない?って声をかける

仕組みを作ったそうです

効果があるのかはまだ発表されてなかったよ。でも現場にいてその効果を実感することがないってことはうまくいってないんじゃないかな、と予測しますが

 

このまま看護師不足は続くと現場で何が起こるのか

 

人手不足でもう現実に問題になっていることは医療事故じゃないでしょうか

いつか絶対大きなミスが起こる…
そういう危機感を持たずにはいられない忙しさと業務量
患者さんの安全を守れるのかが一番心配です
いつかニュースになるような、新聞に載るような事態が起こって、病院経営も立ち行かなくなるんじゃないかと、結構簡単に予測できる状況だと思うんです
そんな中新人指導、委員会、研究…

 

有給休暇はおろか、普通の週休だって満足にとれない現状に疲れ果てて→やめたい…

 

そりゃあやめたくなる。だから離職が止められないんだよー

 

さらにこんな疲れ果てた職場で優しく指導→無理、余裕なし

 

厳しく指導された新人さん→無理、やってられないやめたい…

 

スタッフみんなつらい。もう人手不足いや。でも離職に歯止めがきかないー

 

妊娠しました。出産しました→もうこんな状況で子育て無理。自分と子どもを守るにはやめるしかない

どんどん看護師が退職していく現状を今のままでは止めることができない!
ますます現場で人手不足、業務量過多が問題になってきます

 

それでも現場で働き続けるために

 

今、増えない看護師の負担軽減と患者さんの安全確保のために看護補助員さんがたくさん導入されています
無資格ですが、搬送や看護の補助業務を行ってくれてます
これからの看護師は資格がなくてもできる仕事は無資格者に委譲していくようになります

 

私が病棟にいたときは全ベットのシーツ交換を自分たちでやっていたけど、あれ今も看護師業務なのかな、絶対一番の委譲できるけど…

 

さらに外国からの労働者も増えてくるでしょう。日本の医療現場で働ける外国人はとても優秀です

 

私たちが現場で行うことは、やらなくていいことはやらない努力です
業務改善や意識改善、もう看護師は増えない状況にあるっていうことを理解すること。そこから始めなければ離職も防げないし、私たちの職場も守れないということをみんなで共有しないといけません

 

まとめ

 

「人手不足でやることいっぱい、もう無理。こんな職場やめて他で働こう!」

そう思っても他の病院も同じような人手不足の職場ばかり。悲しいけどこれが現実です

でも人間関係から起こる負のスパイラルだけは、私たちの行動で変えることができる

離職する看護師が減れば、自分の職場の人手不足は少しマシになるかもしれない

もうやめたらやめた分だけ人員が補充される時代ではないという共通認識で、今いるスタッフをあたたかく育てて、みんなでよりよく働いていきたいですね

 

ではでは!

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