
悩む看護師「看護師はストレスが多いっていうけど、実際何がストレスかわかんないくらいストレス…どうすれば楽になるの?」
今日はこんな疑問に答えていきます。
☑本記事の内容
- 看護師のストレスの原因4つを解説する
- ストレスが強くても看護師を続ける理由
看護師をこれからも続けたい、ストレスに打ち勝ちたいなら、まずはストレスの原因を知ろう。
なんでもそうだけど、困難を克服するなら、その正体を知ることは必須です。
看護師のストレスの原因4つを解説

先日、こんなツイートをしました。
看護師のストレスは、上記の4つがメインです。
そのほか、普段から仕事量が多いのに加え、臨時入院や手術、検査など、予定外の仕事が増えることが日常的にあります。どれも自分の都合でコントロールできません。
これが昼夜の時間帯を問わず、繰り返し続いていくから、ストレスが強くなりメンタルの不調を起こしやすくなります。
実際メンタル不調での労災申請が多い職業の第2位が看護師(第1位は社会福祉・介護事業)です。
看護師のストレスの原因 仕事に対する緊張感が強い
- 薬、処置、どれも間違えたら命にかかわる可能性がある
- 救命や手術など、命に直結する介助を行うことがある
- 自信がない、不慣れ、知識が少ない状況でも対応をせまられる
ひとつひとつの仕事が、間違えると命にかかわる可能性があるので、業務の緊張感がとても強いのが看護の仕事の特徴です。
看護業務の中には、命に直結するものがたくさんあります。
患者さん相手に、自信がない、不慣れ、知識が少ないとは言えません。
でも実際は、そんな状態でも不安をかかえながら対応していく現実があります。
いつも勉強し続けなきゃいけないプレッシャーがあります。
適当では済まされない、間違いが許されない仕事だからこそ、ストレスを強く感じます。
看護師のストレスの原因 人間関係
- 看護師の仕事はひとりでできない
- 周りと協調して働く必要がある
看護師の仕事は決して一人ではできません。
だから怖い先輩や冷たい医者ともうまくやっていかないといけません。
無視されたり、理不尽に怒られたり、納得できないこともあります。
特に新しく配属された職場に慣れるまでは、先輩たちのキャラクターもわからず、人間関係は難しく感じます。
だからその職場に長くいる看護師より、新人の方がストレスを強く感じます。
看護師のストレスの原因 長時間勤務・夜勤・過酷な労働環境
- 毎日残業があたりまえにある
- 日勤深夜や長日勤、夜間当直など、休息時間がゆっくりとれない状態で働いている
- 夜勤が毎月10回以上ある
- 休日も勉強会や会議に強制参加
- 業務時間にやる時間が確保できない委員会の作業や仕事の学習で、仕事以外の自由な時間を使う
看護師は、時間と仕事に追われ、予定外の仕事もこなし、毎日何時間も残業しています。
日勤深夜は、日勤が終わり、夜中の12時には働き始めているので休憩時間が満足にとれません。
長日勤は朝から消灯時間までの長時間勤務です。
夜勤も2交代であれば12時間以上、当直であれば16時間くらい働きます。
3交代勤務の夜勤だと、夜勤回数が月10回以上になります。
夜勤ではどうしても不規則な生活になるので、体と心の負担がとても大きいです。
そのような状況にくわえて、休日や夜勤明けにも仕事をすることが多いです。
勉強会や会議への強制参加、課題のレポート、自己学習、委員会の作業も家でやらなければいけない状況です。
業務中にやる時間はないので、自分の時間を削ってやらなければいけません。そしてそれができないと責められます。
その結果、自由になる時間や仕事から解放される時間がとても少ないため、ストレスは解消されずたまる一方です。
看護師のストレスの原因 患者・患者家族との関係
- 問題がある患者さんの対応
- 認知症のある患者さんの対応
- 患者さんへの接し方
- 病気の知識がない患者家族への対応
- 退院に協力的でない患者家族への対応
入院による集団生活に適応できない患者さん(同室者とトラブルを起こす)や、病室にいないために病院中を探し回らないといけない患者さんもいます。
院内で喫煙したり、医療者へセクハラする患者さんもいます。
認知症患者さんから暴言や暴力をうけることもあり、働いていると驚くことがたくさん起こります。
死期の迫った患者さんには、何をどう声をかけたらいいのか、寄り添うとはどういうことか、対応を考えさせられます。
患者さんが、食べられない(禁止されている)食べ物を持ってくる家族や、まったく家族が病院に来ないのために退院調整がすすまないこともあります。
毎日いろんな患者さんやその家族とかかわる仕事だからこそ、たくさんのストレスがあり、それが大きな負担になります。
看護師のストレスが強くても仕事を続ける理由
こんなに大変でも看護師を頑張ってる人はたくさんいます。その人たちはなぜ看護師を続けているんだろう?
だいたいみんな看護師の仕事が好きだから!とは言わない。びっくりするほど仕事が好きっていう人がいない。自分がやらなきゃ誰がやる!みたいな使命感も聞かない
先輩たちに質問するとたいてい「生活のため」って答えるよね
たしかに看護師の資格を使わないでできる仕事で、看護師と同じくらい収入が得られる仕事ってぱっと思いつかない
でも生活のためだけじゃ仕事続けられないと思うくらいのストレスと激務なんだよ
まあ働き続ければ安定した収入は得られるから生活には困らない。あとは経験年数が増えればうまく手を抜くところは抜いて、立ち回れるようになるから若いころのような大変さはなくなるのかもしれない。でもその域になるまで看護師を続けてたっていうのがやっぱり収入だけじゃないと思うんだ
やっぱり看護師を続けていて大変だけど頑張ろう!って思えるのは患者さんの「ありがとう」かなって思う
相当ベタだけど、この言葉ってすごいよね。本当に感謝されると伝わってくるし、また頑張ろう、患者さんの力になりたい、もっとできる看護師になりたいって思うもん。これがやりがい?なのかな
まとめ

看護師はストレスフルだ。メンタル不調で労災申請も社会福祉・介護業についで第2位という多さ
看護師の主なストレスの要因は
- 命にかかわる仕事をしている緊張感
- いろんな人とかかわらないと仕事ができない人間関係
- 長時間労働、夜勤、自分の時間がない労働環境
- 患者や患者家族との関係
があって、仕事を続けていくとずっとつきまとってくる
そんな中でも看護師を続けている私たち。生活のため、っていうのはあるけれどそれだけじゃ看護師は続けられなかったと思う
患者さんの「ありがとう」が仕事を続ける力になってるよ!
この言葉で、患者さんの力になれる看護師でいつづけるために頑張れてる
これから看護師になる人!若い看護師さん!
看護師の仕事は大変だけど、たくさんやりがいがあるよ!
ストレスとうまくつきあって、上手に解消して、元気に働こうね!
ではでは!
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