いつまでも新人気分ではいられない・・・
はやいところでは、2年目の看護師でリーダー業務をやる!という病院もあり
少しずつ成長を続けていても、次々と試練が待ち受けている感じがありますよね・・・
いざリーダーをやってと言われても、先輩がリーダー業務をやるようにうまくできないし、自分はリーダーに向いていないと思う・・・
それでもやらばければならないリーダー業務
少しでもこのリーダーをやる負担感が解消されるように、今日はリーダーシップを理解して、自分がやるべきことを明らかにして、苦手意識をなくしていきたいと思います
1.リーダーシップは特別なものか

自分たちがメンバーで働いている時、リーダーは業務やらメンバーやら、スムーズに手術が進むようにいろんな調整を行っています
リーダーってすごい特別なことをしてるなーって思っていたし、あんな風にすべてを見渡すことなんて自分にはできないな・・・って思ってました
私たちがメンバーで働いている時発揮するのが「メンバーシップ」
リーダーさんが発揮するのが「リーダーシップ」
私はメンバーシップは発揮できても、リーダーシップは発揮できない!って思ってました
そもそもメンバーシップとやらも理解していませんでしたが・・・
私が思っていたメンバーシップは
「リーダーの指示の通りに、自分は自分の役割りをやりきる。または、リーダーさんの指示の通りコマのように動く」
でも実際勉強してみると、メンバーシップは
「リーダーがすすもうとする目標を認識して、チームで協力して、担当する患者さんに効果的な看護を提供するために力を発揮すること」
でした
ここでいうリーダーは、リーダー業務をおこなう人ではなく、自分の所属する組織の長(病院長、看護部長、看護師長、手術部長、麻酔科部長など)のこと
そのリーダーが決めた、目標(病院の理念、看護部の目標、手術室の目標)のことを言うようで、手術室でリーダーをやっているスタッフは、役割としてリーダー業務をおこなう人という立ち位置でした
だからメンバーであれ、リーダー業務をおこなうリーダーであれ、ひとりひとりが自分の役割りの中で
「リーダーがすすもうとする目標を認識して、チームで協力して、担当する患者さんに効果的な看護を提供するために力を発揮すること」
が求めらます
2.リーダーシップってなんだろう?

とはいえ、リーダー業務をおこなうということは、リーダーシップを発揮することだと思うのですが、リーダーシップっていったいなんだろう?
リーダーシップとは
「メンバーそれぞれが自分の力を最大限発揮できるように、ティーチングとコーチングを活用して、モチベーションとパフォーマンスを高められるようにメンバーの意識に働きかけること」
と
「目的・目標を実現するために、個人や集団に影響を及ぼすこと」
リーダー業務は
「割り当てられた役割で、全体を把握しながらリーダーシップを発揮すること」
やはりリーダー業務は、リーダーシップを発揮しないとできない業務っていうことになりますよね
1.ティーチングとは
ティーチングは、基礎知識や技術を学ぶ時には効果的です。 しかし、先生(上司)が持っている知識やスキルやノウハウを教えるだけでは、自分以上の人を育てることは困難です。 … 相手や組織の状況に合わせてコーチングとティーチングの両方のメリットを臨機応変に活用することで、人と組織が成長し、目標達成に向けて動きだします。
2.コーチングとは
コーチングとは「自発的行動を促進するコミュニケーション」です。
コーチは相手に、
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する
ための効果的な対話を作り出します。ここで重要なのは、コーチがこれらを先導したり強制したりするのではなく、相手が主体性を持ちながらそれを実現するところにあります。
3.なぜリーダー業務を苦手に感じているのか(おかりーなの場合)

そもそも先輩たちがリーダー業務をやるように、うまくできる気がしない・・・
他人に物を頼むのが苦手で、自分でなんでもやろうとしてしまう・・・
日に30件以上の行われる手術、ばたばたしすぎて全体を把握することも難しい
そんな中で、先輩に指示だしたり、医者と連携するには能力不足を感じます
ああ、自分がリーダーをやるなんておこがましい・・・しかも責任重大じゃないですか
そんな私が考える「こんなリーダーはいやだ」
何でも自分で抱え込んでしまうリーダーはいや。指示をだしてくれないので、働きにくい
物の言い方がきつい、言葉を選べないリーダーもいや。自分がコマ(物)のように扱われてる気がします
全体を把握できていないリーダーもいや。リーダーの指示で動いているのに、今必要なところに援助がいかないとか、的外れに感じることがあると、リーダーなんだからもう少し全体把握しててよって思う
その他声をかけにくい人、イライラしている人、無表情で怖いリーダーはいや。指示がわかりにくいとか、頼みやすい人だけに頼むリーダーもいや!!!!
3.全体を把握する「3つの目」

とにかくリーダーは全体を把握できなきゃ勝負にならない、そこで大事なのが「3つの目」
私たちは普段看護師として仕事をする中で
患者さんの全体像をとらえ、今患者さんに起きている問題が何かを明らかにして、患者さんが退院するまでの経過の中で、それがどこの位置にあるのか考えながら働いています
その普段自然に行っている視点の切り替えが仕事をすすめるために必要なスキル!!
それを3つの視点「虫の目」「鳥の目」「さかなの目」に例える考え方があります
1.虫の目
そのちいささから見えるものがあります
ターゲットをしぼって、事実を深くとらえること
患者さんの反応を受け取りつつ、どういう状況にあるのかを考えながらケアを提供する場面で使われる目です
2.鳥の目
鳥のように空を飛ぶことで、高いところから広く見えるものがあります
広い視野で状況を把握するため、患者さんから物理的、心理的に離れて、複数の患者さんのことを考えることができます
また、チームのメンバーがどういう動きをしているのか、そして部署全体がどのような状況にあるのかを把握する場面で使われる目です
3.さかなの目
川の流れを感じながら泳ぐことで見えるものがあります
水が流れるような時間の経過で、患者さんの成り行きやチームの動き、自分自身がどの方向に向かって仕事を進める必要があるのか考えて行動する場面で使われる目です
仕事を効果的にすすめるために、「虫の目」「鳥の目」「さかなの目」を必要に応じて自分で切り替え、考えながら仕事をすすめていく
メンバーでもリーダーでも、チームで働く私たちにとても重要な視点です
この視点をうまく切り替えて、全体を把握するリーダー業務を行っていくことになります
もちろんメンバーで働くときも、視点を切り替え、自分の最高のパフォーマンスで働くことが求められていますよね
そう考えると、メンバーであれリーダーであれ、やっていることは特別なことではないということがわかってきました
4.こんなリーダーに私はなりたい!!

私が憧れる先輩は、先生とのコミュニケーションがうまくて、常に全体のことを考えています。私の意見もしっかり聞いて、どうすればいいか一緒に考えてくれる
だから私は
- 全体を把握している
- 医師と良いコミュニケーションをとって、手術をスムーズに進めることができる
- 相談を受けたら助言ができる
- 困っていることを気づける
- 困っていることに積極的に関われる
- 指示がわかりやすくて、話を聞いてくれる
こんなことができるリーダーになりたいです!!
5.まとめ

リーダー業務、はじめはたぶん得意だっていう人、やりたいっていう人はとても少ないと思う
それくらいプレッシャーも責任も半端なく感じますよね
はじめは誰でも初心者だから、はじめからうまくいかなくても当然
成長するために、環境になれること・つらいことに耐えることも時には必要
日々「虫の目」「鳥の目」「さかなの目」を使って、いろんな視点で物事を考えることができるように訓練して
メンバーそれぞれが自分の力を最大限発揮できるように、ティーチングとコーチングを活用して、モチベーションとパフォーマンスを高められるようにメンバーの意識に働きかけること
を自分のものにして、業務頑張っていきたいものです!
頑張ってもだめだったら、それはその時考えましょう!!
今日記事の参考にしたのはこの本
リーダーシップとはなんぞやということがわかりやすく書かれていて、リーダー業務に入る看護師さんにはおすすめの一冊です
