悩むおかりーな医者に報告って苦手…。
どうしたら医者にうまく言いたいことを伝えられるんだろう…
私は医者に電話をかけるのが苦手です。
意識しないと、まわりくどくて何が言いたいのかよくわからない、自分の意図したことが伝わらない報告の電話をしてしまいます。
でも自分の伝えたいことを、正確に相手に伝えることは看護師にとって重要なスキルです。
今日は医者に報告や依頼をするのが苦手なあなたに、シンプルでわかりやすくモレなく伝えるべきことを伝えることができるコミュニケーション方法「SBAR(エスバー)」を紹介しますね。
医者に報告するときに「SBAR(エスバー)」にあてはめれば、シンプルでわかりやすい報告ができます。
「SBAR(エスバー)」を使いこなせば、あのイヤな報告の電話がそんなに苦じゃなくなりますよ!
看護師が報告にSBARを活用の「SBAR(エスバー)」ってなに?
看護師のコミュニケーションスキルで「報連相」という言葉はよく聞きますよね。
でも「SBAR(エスバー)」は聞いたことがない人がいるかもしれません。
「SBAR(エスバー)」はもともとアメリカ生まれの医療安全コミュニケーションの方法です。
病院では主に、看護師が医者に報告するコミュニケーション方法として使われています。
簡潔にもれなく報告ができるから、先輩看護師に伝えるときにも使えるコミュニケーション方法です。
看護師はほんとうにコミュニケーションが大事な仕事で「ひとに伝える」「情報を共有する」「相談する」「指示をもらう」ことがスムーズにできないと仕事で困ることが多いですよね。
だからコミュニケーションがうまくとれないことがつらいという悩みが多いんです。
私もいまだに医者に報告することが苦手です。
自分のアセスメントにそんなに自信を持てないから医者に報告するのが苦手という気持ちもあるけれど、そもそもコミュニケーションに自信が持てません。
コミュニケーションを難しく感じる理由の1つに、その場面ごと相手ごとにコミュニケーションの方法を変えたり、合わせたりしなければいけないということがあります。
とにかくコミュニケーションは技術だから、方法を知ってそれを自分のコミュニケーションに取り入れてうまくなっていくしかない!
そのコミュニケーション方法のひとつが「SBAR(エスバー)」です。
- S:Situation(状況、状態)
- B:Background(背景、経過)
- A:Assessment(評価)
- R:Recommendation(依頼、要請)
この頭文字をとったのが「SBAR(エスバー)」です。
実際に病院で使うときは、自分の所属や名前を名乗ったり、最後に電話の内容を確認するための復唱したりがあるので
- I:Identify(報告者、対象者の同定)
- C:Confirm(口頭指示の復唱確認)
を追加して
- I:Identify(報告者、対象者の同定)
- S:Situation(状況、状態)
- B:Background(背景、経過)
- A:Assessment(評価)
- R:Recommendation(依頼、要請)
- C:Confirm(口頭指示の復唱確認)
として使います。
看護師が報告にSBARを活用してみよう!事例を使って紹介します!
「SBAR(エスバー)」を使用する場面で一番多いのは医者への電話での報告だと思います。
もちろん電話だけでなく直接医者に報告するときにも使えますよ。
まず電話をする時には絶対自分の名前を名乗りましょう!これがI:Identify!
「そんなの常識だよ」って思うかもしれないけど、手術中の医者のPHSに代わりに出ることがあるけれど、名乗らない人がけっこう多くてびっくりします。
医者はその人の番号見ただけで誰からかかってきたかわかるの?声でわかるの?
と疑問は尽きませんが、医者が手を離せないときに代わりに他の人が出ることもあります。
必ず名乗りましょう!!
ここからは私が病棟勤務をしているときによく経験した医者に電話をしないといけないシチュエーション「転倒」を事例にして紹介しますね。
85歳 男性
手術後廃用症候群のリハビリ目的で入院中。
自室のベットから転倒。
大きな音がしたと同室者からコールがあり看護師が訪室すると、ベットの横に起き上がれず倒れているところを発見した。患者は足の痛みを訴えている。
↓
看護師は骨折の疑いがあると考え、医者に報告の電話をした。
これを「I-SBAR-C」で報告してみますね!
- I:報告者の私、患者さんの名前・年齢

看護師

もしもし、◎◎先生ですか? A病棟の看護師〇〇です。
301号室のB(フルネーム)さん、85歳の報告です(I:報告者の私、患者さんの名前・年齢)- S:状況・状態

看護師

ベットサイドで転倒しました。自力で起き上がれず、左足を痛がっています(S:状況・状態)
- B:背景・経過

看護師

移動には介助が必要でしたが、自分でトイレに行こうと立ち上がって転倒したようです(B:背景・経過)
- A:アセスメント・評価

看護師

骨折している可能性もあると思います(A:アセスメント・評価)
- R:依頼・要請

看護師

至急診察をお願いします。先生が来るまでの指示はありますか?(R:依頼・要請)

医者

レントゲンに連絡して、痛みが強ければ○○を使ってください
- C:口頭指示の復唱確認

看護師

レントゲンに連絡と痛み止めは○○ですね(C:口頭指示の復唱確認)わかりました。失礼します
こんなふうに整理して報告すると簡潔もれなくわかりやすいです。
「SBAR(エスバー)」で整理して伝えることで、何をどう言おうか、途中でわからなくなったり迷ったりしなくてすみます。
ここで気を付けたいのは「I-SB」部分の状況の報告だけになってしまって、自分が何を考えて、医者にどうしてほしいのかを伝えられないと、うまく自分の伝えたいが伝わらないことです。
自分のアセスメントに自信がなかったり、何を依頼したいのか考えてなかったり、その状態で電話すると



…だからなに?…
と思われてしまう可能性があります。
「AR」(自分のアセスメントと医師に依頼する内容)に自信がなかったら、電話する前に先輩に自分の考えを聞いてもらったり相談するといいですよ。
アセスメント力を磨くためには、いつでも自分で「どういう状況なのか」を考えて伝える訓練が必要です。
コミュニケーションスキルを磨くのは難しいけれど、看護師の仕事ではすごく重要な部分です。
ここを意識して毎日仕事するだけで、コミュニケーション能力がかならずついてくるのでがんばっていきましょう!!
看護師が報告にSBARを活用して医者に簡潔明瞭に伝える方法のまとめ
「SBAR(エスバー)」は看護師が医者に簡潔明瞭に報告するためのコミュニケーション方法です。
医療の現場では「I:Identify(報告者、対象者の同定)」と「C:Confirm(口頭指示の復唱確認)」を追加して
- I:Identify(報告者、対象者の同定)
- S:Situation(状況、状態)
- B:Background(背景、経過)
- A:Assessment(評価)
- R:Recommendation(依頼、要請)
- C:Confirm(口頭指示の復唱確認)
I-SBAR-Cとして使われることが多いです。
私自身何年看護師として働いていても、医者にアセスメントを伝えたりやなにかを依頼するのは苦手に感じます。
ただコミュニケーションに自信がもてないからこそ、毎日の報告のなかで「どうしてなのかな?」「医者に何を依頼したいかな?」と考えるクセをつけることで自信が持てます。
この記事を読んで、医者とのコミュニケーションが少しでもスムーズになって楽に報告できるようになるといいなと思っています。








